重いものを持った時に急に動けないほどの激痛に襲われる腰痛です。正式には急性腰痛といいます。
重いものだけでなく、くしゃみをした時、立ち上がろうとした時もぎっくり腰になりやすいです。
大抵の場合は1週間ほどで、自然に痛みは落ち着いてきますが、2週間経っても痛みが消えない場合、椎間板ヘルニアや原因が異なる腰痛が隠れている可能性があります。
しかしほとんどの場合は筋肉のある問題が原因となっています。まずは自分の筋肉がこの問題を抱えているのかどうか知る必要があるのです。
▼目次
ぎっくり腰になってしまう原因とは
実は整形外科に行っても、ぎっくり腰の原因はよくわからないと言われてしまいます。
どうしてぎっくり腰になってしまうのか?痛い場所に負担がかかっているというのもありますが、実は腰周辺の筋肉のバランスが悪くなるとぎっくり腰になりやすいということがわかっています。
筋肉のバランスが悪いということはどういうことでしょうか。
腰を動かす際には様々な筋肉が使われます。その筋肉たちの柔軟性にばらつきがあるということです。
実際に後屈(体を反らす)の動作では腰の筋肉だけでなく、足の筋肉、お腹の筋肉まで動きます。
例えですが、腰を反らす時に、腰:4、お腹:3、足:3の筋肉を使ったとします。
もし足の筋肉が柔軟性がなく硬くなっている場合に腰を反らす動きをすると腰の筋肉とお腹の筋肉に負担がかかります。
足の筋肉が固まっている場合は腰:5、お腹:4、足:1の力で体を反らしているのです。こうなると腰やお腹の筋肉が動きすぎてしまいます。
この負担が積み重なり、重いものを持った時などにぎっくり腰が起きてしますのです。
そのため、この問題を解決するためには各所の筋肉の柔軟性を整える必要があります。そしてその各所の筋肉の柔軟性は一人一人違うのです。
本やテレビで有名になっている腰痛ストレッチが効かないのは、自分にとって必要な筋肉に届いていないからなのです。効かないストレッチをしても改善はしません。
そのため原因となる筋肉たちの柔軟性のばらつきを整える必要があるのです。
筋肉の柔軟性にばらつきが発生する理由は身体の歪みが真の原因
さきほど筋肉の柔軟性にばらつきがあることが原因だとしましたが、なぜ筋肉の柔軟性にばらつきがでてしまうのでしょうか?
実は人それぞれ動作に癖があります。例えば右利きの人は箸を右手で使い食事をします。その癖は日常の中で無意識に行われており、歳を重ねていくごとにその回数は何百回、何千回、何万回となります。
少しずつ少しずつその癖は身体を歪ませていきます。身体が歪んでしまうと筋肉も歪んだ状態で硬くなります。
筋肉の柔軟性のばらつきをしっかりと整えるためにはまず身体の歪みを整える必要があるのです。
ぎっくり腰の時は腰を揉んではいけない
何度もお伝えしていますが、ぎっくり腰を改善するためには筋肉の柔軟性のばらつきをなくすこと。そのために身体の歪みを整える必要があります。
ぎっくり腰が起こってしまったなら腰の筋肉は炎症を起こしています。そのためまず最初にすることは冷やすことです。とにかく冷やす。これだけでも痛みはマシになって身体を動かしやすくなります。
そしてぎっくり腰の時はとにかく安静にすることです。安静にしていれば1週間ほどで痛みはかなり引いていきます。
ではぎっくり腰は腰の筋肉が炎症をおこしているのだから整体をしても大丈夫なのでしょうか?
整体をする際は注意しなければいけません。それは炎症を起こしている腰を揉んだり、ほぐしたりすることはダメだということです。
痛い腰を揉んだり、ほぐしたりしないのにどうやってぎっくり腰を治すのか。上でも書きましたように腰の筋肉、足の筋肉、お腹の筋肉の柔軟性のバランスを整えていきます。つまり骨盤矯正をして身体の歪みを治します。
身体の歪みが取れると筋肉のばらつきがなくなり、炎症を起こしている腰に負担がかからなくなり、腰を動かしても痛みを感じにくくなります。
身体の歪みを治せばぎっくり腰の痛みを取り除くだけでなく、今後ぎっくり腰になりにくい身体になり将来のための腰痛予防にもつながります。
その場しのぎでなく、今後の健康のためにも身体の歪みを整えることは非常に大切なことなのです。
ぎっくり腰 改善ストレッチ
ぎっくり腰は腰回りの筋肉の炎症によって起こっています。そのため起こってすぐは、安静にするのが良いのですが、1秒でも早くなんとかしたいと考えるものです。
そこで、早く腰が楽になるのを助けるぎっくり腰のストレッチをご紹介いたします。無理せず、痛みがない範囲で行ってください。
ぎっくり腰ストレッチ
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