スポーツをしていて中学生の時期に起きやすい腰痛に腰椎分離症があります。

腰椎分離症になってしまう原因は疲労骨折とわかってきました。しかしこれではまだ不十分です。

大切なことはなぜ疲労骨折してしまったのかという根本原因を知ることが腰椎分離症の改善に非常に役に立ちます。あなたがもし腰椎分離症で悩んでいるならぜひご覧ください。

▼目次

  1. 腰椎分離症とは
  2. 腰椎分離症が起こる本当の原因
  3. 腰椎分離症でもスポーツをするために
  4. 大人になって感じる腰椎分離症の影響
  5. 早期に改善するために
  6. 腰椎分離症を改善するためのストレッチと姿勢

腰椎分離症とは

 スポーツ選手 成長期のこどもがジャンプしたり、回旋を行うことで腰に負担がかかり腰椎の後ろの部分に亀裂が起こってしまうことです。いわゆる腰の疲労骨折とも言えます。

レントゲンで骨折していることが確認できて始めて腰椎分離症と診断されます。整形外科などで診断された場合、多くはスポーツを一時的に休止し、安静にすることになります。

腰椎分離症が起こる本当の原因

腰椎分離症は腰に負担がかかり腰椎の後ろの部分に亀裂が起こってしまうことで発生すると述べました。
しかし腰椎は簡単に折れてしまうような骨なのでしょうか?腰椎は背骨の中でもかなり太い背骨です。本来は自分の体重を支えたり、衝撃から身を守ることができよう設計されています。

ではなぜ疲労骨折してしまうのか?実は無理な体勢での動きや姿勢の影響で腰椎に偏った負担がかかってしまい骨折してしまいます。つまりスポーツのやりすぎで腰椎分離症は起こるのではなく、スポーツをする際のプレー(体勢や姿勢)に問題があるということです。

例えばサッカーでボールを蹴る時には利き足の方が動かしやすくコントロール力、シュート力がありますので利き足を使う割合が多くなります。

利き足が右足の場合、左足で体重を支えます。この時、身体は左に体重がかかりやすくなり結果腰椎の左側に負担がかかります。これを繰り返したり、無理な体勢で力が入ってボールを蹴ろうとすると腰椎への負担はさらに増大します。これが繰り返されると腰椎の疲労骨折につながるということです。

この場合、一旦スポーツを休止して治ったとしてもまた同じ動きをすると傷めてしまいます。

腰椎分離症でもスポーツをするために

腰椎分離症であってもスポーツを辞める必要はない。私はそう考えています。腰椎分離症でも十分にスポーツで高いパフォーマンスを発揮しながら痛みに悩まなくて済む方法があるからです。

そのために必要な事は正しい姿勢、動きを知る事です。本来、骨は体重を支えたり外からの衝撃から身を守るためにあります。

痛みが出たり、辛くなる場合は正しい姿勢ではない、プレイスタイルに改善点があるという事なのです。

世間一般では筋力を強化して分離症の予防を行うようですが、それは腰の筋肉に過度な負担をかけてしまい、腰痛になる可能性を高めてしまいます。

スポーツ選手は一般の方よりも腰痛が多い理由に筋力でカバーするという、ある意味、根性論のような考え方が蔓延しているせいではないのかと考えてしまいます。この根性論は間違いです。なぜなら筋肉は支えるためのものではなく、体を動かすための機能だからです。

大人になって感じる腰椎分離症の影響

腰椎分離症になりやすいのは成長期の時ですが、成人した後に分離症の影響が出てくる場合があります。
普通にしている分には問題ないけど「長時間立っていると腰がつらくなる」。「座りっぱなしで腰が痛い」「腰を反らすと痛い」などの症状を訴える方が多いです。

大人になってからの分離症の改善にはまずは痛くならない姿勢や動作を見つけていくことが大切になります。
痛みを長引かせている自分では気づけない身体の癖や習慣を発見することです。

早期に改善するために

腰椎分離症は無理な体勢での動きや姿勢の影響で腰椎の中の細い部分に負担がかかってしまいなってしまいます。
改善するためには、良い身体の土台を作るために骨格の歪みを矯正する必要があります。

骨盤

当院の内藤式 骨盤矯正では一度の施術で身体の歪み、骨格の歪みを改善されるため痛みや痺れが楽になります
しかしそれだけでは十分ではありません。

なんどもいっていますが、あなたが日常生活だけでなく、運動や趣味を充実させたり、腰椎分離症のストレスを感じることない毎日を過ごしていただくためには正しい姿勢、動作などを身につけていくことが大切です。

整体を受けた上で正しい立ち方や、負担の少ない歩き方などを身につける。こうすることが本当の腰椎分離症の改善につながるのです。

腰椎分離症を改善するためのストレッチと姿勢

改善のためには施術を受けていただくことが一番です。そして普段から姿勢や動作に気をつけることです。
ここでは改善に役立つ「ストレッチ」、「立ち方」、「歩き方」についてお伝えします。ぜひ参考にして下さい。