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腰椎すべり症とは
背骨は積み木のように重なる構造になっています。その中の腰の背骨(腰椎)の一部がズレてしまい、歩行困難など様々な症状を引き起こす病気が腰椎すべり症です。
年齢を重ねると発症しやすくなり、腰痛、下肢の痛みを感じます。(腰痛を感じない方もいらっしゃいます)
背骨の神経の圧迫が強くなると間欠性跛行(かんけつせいはこう)といって、長距離を歩くとお尻や太ももに痛みやしびれが出てきて歩きにくくなるといった症状も出てきます。
病院の治療としては痛み止めなどの保存療法、または症状が酷い方は手術が行われます。
すべり症になりやすい姿勢
腰椎すべり症は腰椎の4番目の骨が前にズレてしまうことが多いとされています。
これはなぜでしょうか?
腰椎4番の位置はおへその少し下にあります。その骨が前に出るということは下腹が前に出るような姿勢であるということです。つまり反り腰になっている事がすべり症になりやすい姿勢であると当院では考えております。
実際にすべり症と診断された患者様は反り腰の方が多いという事実があります。
すべり症が女性に多い理由
すべり症は女性に多いという事実をご存知でしょうか?
実は反り腰でも女性特有の反り腰にこの原因が隠れています。反り腰がどうやって作られるかを見ていくと、その原因はわかります。
膝を伸ばして、内股になった状態で立ってみてください。背筋をまっすぐ伸ばそうとすると後ろに倒れてしまいます。立つためにバランスを取ろうとすると腰を反らなくてはいけません。
またカカトが高い靴を履いたり、つま先重心になっても反り腰になりやすくなります。
足、膝、靴などの関係で作られる反り腰がすべり症に繋がるのです。すべり症との診断は男性に比べ、女性の方が3倍以上多く報告されているのはこの女性特有の反り腰の影響です。
すべり症を根本的に改善するには
「すべり症は女性特有の反り腰から発生しやすい。じゃあ反り腰をやめれば良いのでは?」
しかしすべり症で悩んでいる方は反り腰になっている状態が”当たり前”になっているため、やめる事がなかなか出来ていないのが現状です。
なぜやめる事が難しいのか。それは反り腰の姿勢が身体の歪みの癖から来ているからです。癖なので自分では改善しにくいのです。
また、その癖は一人一人微妙に異なっていますから生活の中の動作から細かく見ていかなければなりません。
当院では初回にカウンセリングと検査の時間を十分に取っております。的確にすべり症の原因を見極め、施術するからこそ根本改善の実績があります。
上の画像のように一回一回の施術でしっかりと身体の歪みを整えていきます。だからこそ直す事が難しいと言われる癖を自然に改善していく事ができます。
そしてすべり症の原因となる反り腰にならないためのアドバイスやストレッチを受けて改善、予防ができるのです。
今すぐできる!すべり症の対処法
下の動画は立ち方について解説している動画になります。特にすべり症の方に意識してほしいポイントがございます。
1:膝を少し緩ませる
2:カカトよりに体重をかける
この2つのポイントに注意しながら動画をご覧ください。