うつ伏せをオススメしない理由ー肋骨にかかる負担ー

こんにちは。

整体院 楽(Laku)の石川です。

 

うつ伏せで寝るのは良くないですか?

以前、こんなコメントをいただきましてので簡単にですがfacebookに投稿しました。

結論:うつ伏せはオススメしません

なぜならうつ伏せの場合、必ず首が左右どちらかに向いてしまうからです。これは下向きだと呼吸ができないため、自然と横を向いてしまうのです。

首の骨を触りながら右を向いてみるとわかるのですが骨の尖ったところ(棘突起)が左に捻れます。これは筋肉の作用によって骨が引っ張られるためこうなるのです。筋肉が作用するということは筋肉が緊張状態にあるということです。

身体の疲れを取るための睡眠のはずが、筋肉が緊張してしまうため、うつ伏せで寝ることが習慣になると首や肩がコリやすくなります。

うつ伏せで寝るとき実際には首だけだと苦しくなるので身体も少し捻ります。そして一般的には向いている方向の肩を下げた方が呼吸がラクになります。そうすると自然と足も上げた方がラクになります。

真上から見下ろすと身体曲がっているのが簡単に想像できますね。

あと顔が潰れるので顔にシワができやすいです。
うつ伏せで寝ている方、お気をつけて!

ですが、これはうつ伏せの影響を一部部分だけピックアップしたのでブログでは掘り下げて書かせていただきます。

 

肋骨にかかる負担

肋骨はほとんどの脊椎動物がもっている骨です。そして肋骨には3つの役割があります。

  1. 内臓を保護する役割
  2. 呼吸を補助する役割
  3. 動きに関与する役割

1つ目の内臓を保護する役割を詳しく書くと”外界からの衝撃から内臓を保護する役割”です

 

みなさんお気づきでしょうか?

肋骨には身体の体重を支える役割はありません。

うつ伏せに寝ることで上半身の体重を肋骨で支えることになります。つまり肋骨に負担をかけてしまいます。

Wikipediaにはこんな記述があります。

肋骨は骨折しやすい骨としても知られている。一本一本が細く衝撃に対して弱いためであり、主な原因としては外衝撃のほかに咳などによる疲労骨折が挙げられる。他方で折れてもダメージが少ない場合がある骨でもある。深く折れて内臓に刺されば命取りになりかねないが、一本軽く折れた程度の場合、互いに支え合っているのでさほどの苦痛はない。

参考:wikipedia肋骨のページ

軽く一本折れてもさほど苦痛はないって書いてありますがどう見てもキツそうです……

骨折しやすい骨で体重を支える姿勢がうつ伏せです。うつ伏せで寝ている方は肋骨に負担をかけています。肋骨に疲労が溜まった状態で大きな咳やくしゃみをすると、骨折を誘発する場合がありますので注意していただければと思います。

 

呼吸への影響

肋骨の役割の一つに呼吸の補助があります。呼吸をする際に筋肉の伸縮によって肋骨が広がったり、縮んだりします。胸に手を当てながら深呼吸するとわかりやすいです。

うつ伏せの状態では胸が床や布団に圧迫されて呼吸の動きが阻害されます。つまり呼吸がしづらくなってしまうのです。そうすると酸素を取り入れようと呼吸が浅くなってしまいます。

そして呼吸と密接な関係にあるのが自律神経です。浅い呼吸では興奮作用がある交感神経が優位に働き、睡眠の質を落としてしまいます。うつ伏せに寝ていて眠りが浅い場合は当然といったところでしょうか。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?普段うつ伏せに寝ている方にとっては何一つ良いことが書かれていない記事になってしまいました……ですが、この記事がうつ伏せで寝ることが肋骨に負担がかかっているんだ、と知っていただく機会になれたら幸いです。

人間以外の動物を見てもうつ伏せで寝る動物はほとんどいないのではないでしょうか?肋骨は体重を支える役割を持っていないので当然といえば当然ですね。

ご自身の身体を一番に気遣ってくれる人は、お医者さんでも僕のような医療従事者ではなくあなた自身です。これをきっかけに、なにか気づきがあれば幸いですし、健康に対する関心を持っていただければと思います。

お身体、大事にしてください。

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