子どもたちに体操を教えてきました in カンボジア
こんにちは
整体院 楽(Laku)の石川です。
8/7~8/15までカンボジアの孤児院を訪ねて子どもたちと触れ合うツアーに参加してきました。
カンボジアで感じたこと思ったことをここでは書いていきます。
貧富の差
カンボジアは発展途上国の中でも高い経済成長率を維持する国です。経済が発展して皆が裕福になっているかと言われるとそうでもなく、逆に貧富の差が世界一と言われるほど大きくなっているようです。高級車に乗っている人もいれば、道で物乞いをする人もいる。そんな光景がカンボジアでは当たり前にありました。
プノンペン市内にはビルが立ち並ぶ
メコン川を渡ると雰囲気がガラッと変わります。
メコン川を渡ると市場があります。急に景色が変わって街の臭いも変わりました。
病院に行けない子どもたち
人生で初めてスラムと呼ばれる地域に行きました。ご存知の通り、スラムとは貧困層が集まって暮らしている地域をさします。今回訪れたのはバサックスラムというところ。目的は孤児院の訪問です。
孤児院を訪れてすぐ、僕の手を引いて席まで案内してくれる二人の子どもがいました。
名前はトランとリハ。年齢的には5〜8歳くらいでしょうか。
スタッフの方に話を聞くと、ここバサックスラムの子どもたちはすぐにはお医者さんに行けないとのこと。薬等は塗っているらしいのですが、基本は体を清潔に保つよう水で流すことで対処していると聞きました。
日本では病気にかかれば、すぐ病院に行くという当たり前の事がカンボジアではできない子どもたちがいることを知りました。もちろん知識としては知っていたのですが、目の前でその光景を見た時に衝撃を受けました。
子どもたちへ体操を教える
病気にかかっても病院に行けない子どもたちがいる。その時、自分で何かできることはないのかと考えました。
スタッフの方に相談をしました。
「子どもたちが少しでも元気にいられるよう体操を教えたいのですがいいでしょうか?」
スタッフの方は了承を得て5分間の時間を割いていただき、姿勢を整える体操を教える機会をいただきました。
体操を教える写真
教えているときには子どもたちは一生懸命、真似をしてくれました。真面目に取り組んでくれて本当に嬉しかったのと、この国では「自分の身体を自分で守る」ことが本当に大切であると感じました。
日本で行きている我々は何もしなくても生活保護など国民を守る法が整っているため生きていけます。
一方カンボジアは違います。何かしないと生きていけない環境です。
今回のツアーで生きるとは何かを考えさせられました。
生きることを選択して生きている子どもたちの健康の助けになれたのなら本当に嬉しく思います。
天国にいる先生にやっと自分がやってきたこと面と向かって報告できる気がしました。
わざわざ時間を割いてくださったスタッフ、そして子どもたち、ツアー参加の皆さま。全てがあったからこそできたことです。このツアーに参加させていただいたこと、体操の機会をいただいたこと、本当にありがとうございました!
……とここまで若干暗い内容ですが、子どもたちは皮膚病でも元気いっぱいでした!人懐っこくて本当に可愛らしいですよ!
きっとこの元気な子どもたちが将来カンボジアをもっともっと元気いっぱいにしくれることでしょう(^^)