この座り方はNG 日常生活で気をつける3つの座り方
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整体院 楽(Laku)の石川です。
日常生活を送る上で人それぞれ習慣や癖があります。習慣というのは無意識のうちに行なってしまうのでなかなか気づくことは難しいと思います。今回は座り方について、できるだけやらない方がいいという座り方を3つご紹介します。
足を組む
定番中の定番ですね。ほとんどの人は足を組むことは良くないことという認識があるようです。でも足を組んでしまう。足を組みたくなるということは身体のバランスが崩れているサインでもあります。
人は常に重力というものを受けて生活をしています。崩れてしまったバランスではまっすぐに座ると倒れてしまうので無意識に姿勢を保とうとする働きによって足が組みたくなるのです。
だからといって両方組めばいいわけではありません。一見バランスが取れるように見えますが、膝の位置が上がってしまうと骨盤が下がってしまうのです。
つまり足を両方組むということは骨盤の位置を余計に下げてしまうという姿勢になってしまうのです。
横座り(ぺたんこ座り、女の子座り)
この座り方もなんとなく身体が曲がってしまう、歪んでしまうのではないかという認識がありますね。その認識通りで、腰椎(腰の辺りの背骨)が左右に曲がっている人はどちらか一方でしか座れない方が多いです。
それにこの座り方はどうしても腰椎が曲がらないと座ることができない姿勢なので、長時間この座り方をする人は特に気をつけて欲しいですね。
腰が曲がることで腰痛を誘発するのは当然ですが、一方に負担をかける姿勢のため、血流が悪くなり、女性にとって大敵の冷え性やむくみも誘発します。
また正座の状態から足を外側に出してお尻を床につけるぺたんこ座りですが、これは一見左右対象ですが、骨盤と股関節の構造上、この座り方は骨盤を左右に広がってしまう座り方です。
申し訳ないのですが、特に画像のように妊娠をされている方はお腹の子にも影響があるので、できれば控えて欲しい座り方です。
体育座り(三角座り)
さて3 つ目はご存知でしたか?体育座りです。
googleでそれぞれの座り方を検索しながら記事を書いていますが、この体育座りだけ少し違った検索結果になったのが興味深いです。足を組むのと、横座りは座り方NGといくつも検索で引っかかりますが、体育座りはほとんど引っかからない。
しかし体育座り、ダメな座り方トップ3の中で一番ダメだな〜と僕は思っております。試しにやっていただけるととてもわかりやすいですが、体育座りだけ背筋を伸ばせないのです。
伸ばそうとすると後ろに倒れてしまいます。加えて膝を抱えてしまうと猫背の姿勢になってしまいます。うん。できれば今すぐやめましょう。
さて、この体育座りをしている時はどんなイメージが浮かぶでしょうか?
・落ち込んでいる時
・暗い時
・やる気がない時
僕の勝手な考えかもしれませんが、マイナスの印象の時に体育座りをしている映像が浮かびませんか?
姿勢とは姿の勢いと書きます。それは心理面にも大きな影響を及ぼすと僕は考えています。
これもまた勝手なイメージですが、日本人て土壇場に弱い気がしませんか?
この体育座りは義務教育に取り入れられている座り方です。
この体育座り、今一度見直される必要がある座り方ではないでしょうか。僕はそう考えます。
まとめ
3つの座り方についてそれぞれ簡単に書いていきましたが、それぞれの座り方について今後もう少し深く触れていきたいと思います。皆さま無意識に座っている姿勢を少しでも意識していただければ幸いです。
骨盤調整をしていて面白い変化が起こることがあります。
肩コリに悩んでいる方でよく足を組んで座っている方がいました。肩には一切手を触れず、足を組まなくても自然に座ることができるようになると、肩コリが軽くなったとおっしゃっていました。
どうでしょう?少しでも座り方を変えていただけないでしょうか。
こんにちは。失礼致します。
いわゆる体育座りの弊害について検索している中で
貴ブログを拝読させて頂きました。
身体の理にかなった姿勢、動き方を研究している教師です。
学校教育の場で、何の疑いも無く指導あるいは強制されているこの体育座りに
長年違和感を感じてきて、改革をせねばと思っております。
貴殿もおっしゃるとおりで、
この姿勢ではまったく「体育」にはなりませんね。
内臓圧迫で、心理状態も悪化しそうです。
教育現場でも提言していきたいと思っています。
タブリンさま
コメントありがとうございます。
学校教育の現場の方からこのようなご意見をいただくことができ光栄です。
理にかなった姿勢、動きは体の故障を予防するだけでなく、体が本来もっている力を発揮できます。
せっかく日本には古来より伝わる武術の動きがあるのに、筋肉主導の西洋トレーニングが主流となっている現代では故障も多くなり、体格的には劣る日本人には不利になってしまうのが現状です。
体があって我々は行動ができます。頭ばかりが働いて体のことがないがしろになりがちな今の時代に、体を育むことをしっかりと一人一人が意識していくことが大事であると考えています。タブリンさまの思いはしっかりと伝わるはずです。
改めてコメントありがとうございます。身が引き締まる思いです。
石川先生
ご丁寧にありがとうございます。
50歳になって初めて自分がまともに立っていない、まともに歩いていないということを
それこそ生まれて、歩き始めて50年近くたって初めて自覚しました。
それまでは空手を中心とした格技をやってきて、スポーツ的筋力、パワー中心主義だったのですが、
50になって、素晴らしい師と出会い、初めて武術的な体の使い方とその効果を知り得ました。
私のような平凡な人間は、そのことを知るまでにずいぶんと時間がかかりましたが、
現在教育現場にある者として、
将来のある若者には、早く自分の体について、人間の体について知ってもらい、
のびのびとした人生を送ってもらいたいと願っています。
先生のブログを拝読すると、多くの示唆に富んだ記述に感銘を受けます。
これからもお伺いさせていただきます。
ありがとうございます。