手の痺れ、痛みは鎖骨を見てください

こんにちは

整体院 楽(Laku)の石川です。

整体に来られるお客さまで40代以降になると増えて見られる症状として手の痺れ、痛みがあります

なぜこの年代の人たちから手が痺れや痛みが出るのかご存知でしょうか?

僕が見てきた限りですが、痺れる原因は大きく分けて二つあります。

①猫背や巻き肩など長年続き、鎖骨周りの筋肉の硬直によって出る痺れ

②内臓の不調によって出る痺れ

です。

今日は①猫背や巻き肩など長年続き、鎖骨周りの筋肉の硬直によって出る痺れについて書きます。

 

手や腕だけを見ても改善しない

「整形外科に行って薬をもらっても変わらない」

よくこんなお話をお聞きします。西洋医学では症状を対処することに特化しています。ですので症状が出ている手や腕だけを診察して症状を判断します。もちろん、これだけでも良くなる場合もありますが、痺れというのは中々改善しづらいようです。代表的な病名ですと手根管症候群が挙げられます。

手首の手のひら側にある骨と靭帯(じんたい)に囲まれた手根管というトンネルのなかを、正中神経と9本の指を曲げる筋肉の腱がとおっています。このトンネルのなかで神経が慢性的な圧迫を受けて、しびれや痛み、運動障害を起こす病気です。

引用元:gooヘルスケア

手根管はかなり大雑把ですが手首の辺りにあります。

 

しかし、痺れの原因がそうではない場合があります。もっと身体を見ていくと、痺れや痛みは神経や血管が影響を受けていることが多いといこと。そして神経や血管を指先から身体の方へと辿っていくと面白いことがわかります。

 

神経、血管が鎖骨の下を通って指先まで伸びている

 

黄色い管が神経。いくつもの神経が鎖骨の下を通っています。

 

血管も鎖骨の下を通っています。

 

猫背や巻き肩、前傾姿勢のときに鎖骨はほんの少し下がってしまいます。この姿勢を長く続けていると鎖骨の下にある筋肉(大胸筋、小胸筋、鎖骨下筋)が収縮して硬くなってしまいます。

これが神経を圧迫して、手や腕の痺れを引き起こしている場合があるのです。

 

痺れや痛みの予防は胸を広げること

ということで簡単に予防する方法としては胸を広げてあげることです。

 

いつも猫背や巻き肩の方は中々胸が広がりにくいかもしれません。筋肉が収縮して硬い状態なので毎日ちょっとずつでもストレッチしてください。ほんとにこれだけでも変わります。少しずつで良いです。

だんだん伸びるようになると胸のつかえが取れたかのようにスッキリしていることに気づきます。猫背や巻き肩というのは心臓や肺にも影響を与えます。この影響が少なくなってスッキリするんですね。

健康に生きるということは身体に対する意識がとても重要です。悪くなってからだと時間もかかります。ぜひ今のうちから気をつけていただければと思います。

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